木曜日, 10月 22, 2020

店をやっていくってなんだろう。


 金曜日のお昼に遊ぶ人なんてあんまりいない。だから大体仕込みの日と決めてやれオイル漬けだったり、ナンをゆっくり焼いていたりする。昨日もゆっくりした気持ちで時間を過ごしていると二人の女性が来店。

二人は親子で、お母さまの方が店内を見ながら話し出した。

「私は74歳でね、明治生まれの両親に育てられたの。専業主婦で、主人が定年で家にいるようになると、家や庭は主人の好み。私の出る幕ないの。こんな風な室内って素敵ね。子育てが終わられてから、始められたの?」

「いえ、子育てするの忘れて、店を育てるのに専念してました。」

「人それぞれの人生があるのね。」

「そうですね。時々もうやめようかなんて思ったりすることもあるんですけど、お客様みたいな方が喜んでこの空間を楽しんでくださってたりするのを見るとそれが励みになって、また頑張ろうって気持ちになるんですよ。」

「私もなんだか今日は胸がいっぱい。田舎で育った私にはここの空気がたまらないの。」

お客様をもてなして、いかにこのなんてない空間で喜んでいただけるかが私の本随。

今日は、この女性との会話でうっすら涙が浮かぶような快感を感じた。

店をやっていくってなんだろう。私はいつまでも少しだけでも心通わせられる会話ができることを大切にする場所を作っていきたいと思った。



金曜日, 10月 16, 2020

20歳の月日


お店のカウンターにもうずいぶん長いこと飾っている一つの額。                海で拾った貝殻やビーチグラスで周りが飾られ、中には「まこさんありがとう あんな りな」って書いてある。
お勘定を済ませて店を出ようとした際に、この額が目につくように置いてある。んで、見た人はつい口に出して「まこさんありがとう〜」と呼んでしまう。

この額を作ってくれたのは、店から田んぼを挟んでお向かいさんのあんなちゃんとりなちゃん。今では伝説となった今から10年以上前の「糸島カレーフェスティバル」での出来事。お盆過ぎの夏の芥屋海水浴場。イベントのスタッフである両親から、子供達だけで絶対に海に入ってはいけないよ。と言う親の教えを頑なに守り、我慢していた二人。そりゃいかん、まこさんと一緒に海で遊ぼ!ね、いいでしょ?お父さん、お母さん!
私が子供達と遊びたかっただけなのに、二人にとっては嬉しかったんだろう。後日このお礼の品である素敵な額縁をプレゼントしてもらった。

それからどれだけ月日が経ったんだろう。ちびっこで真っ黒だったお嬢ちゃんが、成人式の前撮りするから、その日にみんなでご飯食べにきますと。
そっか、そんなに大きくなったか。
うちの店と同い年じゃん。

 20年と言う月日は、生まれたばかりの一人ではどうしようもなく生きていけそうにない生き物をここまで成長させる月日なんだなぁ

先日お店にいらした画家のよんじょうさんが、私の20年の月日を短い滞在時間の中で適格に感じ取り画家よんじょうさんのブログに書いてくださいました。彼女のブログは楽しいのでおすすめです。


20歳の娘のような店と6歳の可愛いパピコと、27歳の朝ごはんの栞ちゃんと
今日も元気に1日1日を大切に丁寧に過ごしていきたいです。


日曜日, 10月 11, 2020

今年も「ラスティックバーンのおせち」承ります。


 台風が過ぎて、ますます至る所に秋の到来を見受けられます。                早いような気もしますが、今年も季節がやってきました。

おせちの受注の季節です。

まさか自分がおせち料理を作って皆さんに提供するなんて、5年前には露ぞ思っておりませんでした。

2016年の夏、博多阪急さんのお中元の催事の最終日、その催事の担当だったグローサリーのバイヤーKさんから、「マコさんのしたいように自由におせち料理を作ってみない?」と打診されつい調子に乗って作ってしまったのがきっかけです。

ルンルンと鼻歌まじりに私だったらこんなの入ってると嬉しいな〜 糸島のサザエとか、豚とか、後何入れようかな〜? そうやってできた渾身の作。(私にとってはね)

その後、小倉井筒屋さんからも依頼があり、福岡の2軒の百貨店さんで取り扱っていただいてます。写真は昨年当店を特集していただいたもの。ありがたかったです。


百貨店さんへ出すおせちは、最新の注意が必要です。使う食材も、衛生面も、表示も年々面倒くさ〜いのが満載。だけどこの面倒くさ〜いのをこなせていると言うところに一つ自分のステイタスを見出している。能天気な私です。

当店のおせち、配達希望の方は、博多阪急さん(限定20個)、井筒屋さん(限定10個)。からご注文ください。(井筒屋さんは、売り切れまじか)

また、当店でご注文の方は12/31に引き取りにご来店いただく形となっております。



サイズは25×25×8cmの一段です。
一つ一つ丁寧にお作りします。






水曜日, 10月 07, 2020

中秋の名月が過ぎて。



眠い目をこすりながら、パピコと共に外に出てみるとハッとするような朝焼けに出会えました。こうなると散歩に行くのがワクワクし、歩いていくうちに空の色が刻々と変わっていくのを楽しみます。

ほら、もうこんな青空。


先日の中秋の明月は素晴らしかったですね。
きっと美しいお月様が上がるだろうと思い、そんな時に一人で見てるのはもったいないなと近所のお友達を招いてお月見しました。


月明かりのもと、美味しいものを囲んでの、なんてことないお喋り。
こんなのが最高の贅沢だったりしますね。


久しぶりに、友人を招くために料理をしながらワクワクしている自分に、
「あ、そうだった。私こんなことするのが好きなんだよな。」と改めて気づいたひとときでした。
自分の好きなことしながら、毎日過ごせてるのは本当にありがたいこと。

なんだか居住まいを今一度正して、日々を過ごしていこう。って思いました。
 

木曜日, 10月 01, 2020

10月だ。


なんと10月になっちゃいましたね。
庭の彼岸花が間も無く咲きそうですよ〜って、書かなきゃなぁ なんて思っていたら、
あっという間に花が咲き乱れてました。
もちろんシルバーウィークも目が回るような忙しさで過ぎて行きました。



少しずつ、以前のようなムードが戻りつつあります。
まだまだ気をつけなければならない事柄は満載ですけどね。
9月10月の気持ちの良い風が吹く糸島を楽しまないのはもったいなさ過ぎます。
なのでついついパピコと、近所の浜辺での滞在時間が長くなってしまいます。





店の庭は、柿の実がたわわになり秋満載です。
今夜は中秋の名月。お天気も良さそうだし美しいお月さんに出会えるんでしょうね。



 

水曜日, 9月 16, 2020

再会の喜び


 台風が過ぎると、朝夕の気温がすとんと落ち涼しいを通り越して肌寒いくらい。
散らかった庭を掃除していると近所の農家の友人から連絡が入る。北や東の方から友人たちがやって来るよと。

ずいぶん前に糸島に住んでいた友人たちが、訳あって急遽 集まることになった。      出会った頃には小さかった彼らの子供たちもずいぶん大きくなり時の流れを感じる。


「あの、お前んとこのお母さんのあの鶏のスープの味が忘れられなくってさ〜」     と、懐かしそうに語る旧友。

友人宅で囲んだテーブルの上の鍋の蓋を開けると優しい透明のスープが顔を覗かせる。これは、仲良しの友人だからこそできる技。


一連の流れは、まるで5年前に放送されたドラマ「いとの森の家」を彷彿させ、みんなの笑顔の中には、今までの楽しかったこと、これからの未来に託する話で喜びに満ち溢れている。


普段住む場所が違っていても、それぞれの職業が違っていても何かで繋がっていて楽しい会話ができる。これが幸せってことだな、としみじみ感じた再会の夜だった。

木曜日, 9月 10, 2020

9月に入って








9月に入って、この一週間のうちに二度も台風を体験すると、もう心身ともにクタクタになって台風に何か持ってかれた?という風なのです。


9号の時は、まるで耳元を龍が走り抜けるかのような豪風だったよと言ってた友達の言葉と私の感覚はかけ離れ、雨戸を閉めて寝たらいつもの一夜。
何もなかったかのような朝を迎えたつもりだったのですが、雨戸を開けてびっくり。

ドラマ「いとの森の家」でも大切な役目を果たしたシナモンの木が枝の途中から折れてどさりと中庭に落ちていました。
落ちる時には結構な音がしただろうに、全く気がつかなかった、、、



ノコギリでキコキコ切って、処分しようとしたけれど地味にデカくて歯が立たない。植木職人の友人に頼んで、チェーンソーで切って処分していただきました。


そしてその後の10号。まぁ前振りの凄かったこと。そりゃビビりますわなぁ。

やれ車をそのまま置いておくとひっくり返るかも、だったり。

前回の風よりすごいなら、家も老朽化しているしホテルに避難します。だったり。

養生をやれるだけやったら、あとはホント祈るのみ。



台風が過ぎ去り日が照り出した昼でもまだ風が強く、なかなか外に出ることができない月曜日の朝でした。

風が治ると、家の周りのものを片付けてはふ〜っ、片付けてはふ〜っ きっとみんなやってることは一緒だったんだろうな。
そして、ストンと涼しくなりました。
気を張り過ぎていたからなのか、ぐったり感が半端ありません。


あぁ、すっかり秋がやってきましたね。
あとは実りの秋を楽しむばかり。
穏やかに過ごして行きたいですね。



 

金曜日, 8月 28, 2020

糸島、日本一の暑さ



暑い暑い日が続きます。先日はここ糸島が日本一の暑さとなりました。
日本一なんて聞くと普通は誇らしいものですがこればっかりはなんとも苦笑い。
室内はしっかりクーラーで冷やし、ちょっとでも外に出ようものならそこはサウナ。
きっと中近東辺りは日々こんな感じなのかなぁと変な想像を巡らしました。

暑さのせいか、近隣で事故の話をよく聞きます。
熱中症未満でふらつくようなこともありますもんね。
季節のものをしっかり食べて、体調を崩さないようにせねばです。



暑いければ暑いなりに、雨の量が多ければそれなりにと対応する植物たちの姿は春夏秋冬見ていて惚れ惚れします。
今年は例年になく早めに咲き出したジンジャーリリー。庭中を南国のムードにしてくれます。
どんどんデカくなっていくクワズイモの葉っぱにもびっくり。そして時々かわいいお姫様が顔を出します。



台風が過ぎていった夕焼けはドラマチックなピンク色。



日が暮れるとそこらじゅうで虫たちが秋の訪れを知らせてくれます。

水曜日, 8月 19, 2020

猛暑が続きます。



猛暑が続きます。
7月の長い長い雨で、植物たちには好都合だったのでしょう、例年にはない育ちっぷりで
店から駐車場が見えなくなるほどの高さにジンジャーリリーが立ちそびえています。
その上いつもより少し早めに開花し出しました。
南国の香りがむんむんです。

ここまで暑いと、朝は6時前後にお散歩をすませ、ささっと掃除や仕込みをおわらせないと汗だくになってしまいます。
暑すぎるときの楽しみは、涼しい部屋での読書。



図書館で、きになる本をランダムに借りてきたり、
話題の作品に目を通してみたり。
セミの声が、ミンミンからツクツクボウシに変わっていくのを横目に、一冊一冊の本の中の風景に身を投じます。

リーチ先生(バーナード・リーチ)の人柄に心打たれたり、
なぎさホテルの支配人に会ってみたくなったり、
やっぱり犬って、なんて愛おしい生き物だろうと涙してみたり。
あずきとぎで、ひんやりしてみたり。



おやすみの日の午後は、「少年と犬」の世界に浸ってみたくなり、山へ。
こんな山道を犬は走ったのかなとか、やっぱり犬は可愛いなぁとか
勝手に聖地巡礼気分なのです。

なかなか思うように出かけられない昨今ですが、制約がある中での楽しみ方はいくらでもあるものです。
どうぞ、うちのお店でも束の間の休憩をしてください。



台風の日の夕焼け。


土曜日, 8月 08, 2020

あっという間に8月。



7月にお店を再開し、以前のように週一くらいはブログを書いて、、、
なんて思っていたら、あれよあれよと時間は過ぎ、つくつくぼうしがなきだしました。
毎朝5時に起きて、日が昇るのを見ながらパピコと散歩して、朝の涼しい時間を堪能しています。

モーニングのお客様も、リピーターの方も出てきたり、
インスタを見てきてくださったり、看板に目を止めてきてくださったり。



























20年前のお店を始めた頃、願っていたことがありました。
1920年代のパリのカフェやサロンのように、いろんな職業や趣味の人たちがお店にやってきて、自分が作ったものの話をしてくれたり、これからの野望を話してくれたり、自分が好きな様々な偉人や場所、時代のことを話したりするような場所になったらいいなと。

店を再開して、結構くたびれるもんだと思っていたら、なんのことはない、
あの頃思い描いていた夢は実現し、様々な個性を持った多くの方がやってきて、
くる方来るかたとおしゃべりに講じる私だからじゃないかと。

願い事は、思っていれば大なり小なり遅かれ早かれ 叶うもんですね。



パピコはどこに行っても人気者です。






木曜日, 7月 16, 2020

雨上がりの朝



久しぶりに眩しい朝日の散歩道でした。
なんてよく降ったんだろう今年は。そろそろ梅雨明けですかね。

3ヶ月もお店を休んで、復帰したての一週間は、なかなか過酷なものでした。
もう体が鈍っているからついていかない。苦笑

それでもお久しぶりの顔だったり、初めましての素敵な顔に出会えるとズンズンと元気が出てきます。あぁそうだった、私の元気の源はこういうところからだったんだよなと再認識しています。






















朝ごはんの栞ちゃんとパピコは大の仲良し。




手作りの甘夏サワーとレモネード、人気者です。
それぞれ550円です。
朝ごはんと一緒だと、300円。

店をやっていくってなんだろう。

 金曜日のお昼に遊ぶ人なんてあんまりいない。だから大体仕込みの日と決めてやれオイル漬けだったり、ナンをゆっくり焼いていたりする。昨日もゆっくりした気持ちで時間を過ごしていると二人の女性が来店。 二人は親子で、お母さまの方が店内を見ながら話し出した。 「私は74歳でね、明治生まれの...