散歩道に彼岸花が咲いてます。
ちょっと気が早いわね。
先日、なんだかここの店が気になっていたんです。という感じのいい青年が懐かしい人ともにやって来た。
パピヨンの事を愛おしそうに見ているので、HINODEさんとこからやって来た犬ですよ。とお伝えすると、
そうでしょ?あの、左足の爪がひとつだけ白い犬でしょう?
いいものをあげましょう。
そう言って彼は生後間もないパピヨンの写真をプレゼントしてくれた。
あぁ、こんなに小さかったんだ。
パウダーがいなくなって
埋められない寂しさをやさしい香りでいやしてくれたこの子。
HINODEさんからもらって来て数日は
きっと寂しいんだろう、夜中にキュンキュン泣いてた。
パピヨンを抱きしめながら、
遠い記憶がよみがえる。
私には1才と10ヶ月はなれた双子の弟がいる。
彼らが生まれる数ヶ月も前から母は入院が決まり、
まだまだ駆け出しのサラリーマンの父は、太陽の塔の近くのアパートで
父娘二人で生活する事を断念し、
まだ2才に満たない私を母方の親戚に預けることにした。
そこは、今私がいるここRUSTIC BARNの場所とロケーションの良く似た
滋賀県の琵琶湖のほとり。
バス停から田んぼの間の道がまっすぐその家まで1キロくらい続く。
突き当たりが、 通称「島のおばあちゃん」のお家。
島のお家に付き、私の事を頼んだ後
「やっぱり今日は連れて帰ります」
と、何度も何度もその道を行ったり来たりした父。
いつも里帰りするたびに、
島のおばあちゃんから聞かされたこの話は
まるで別の場所から見ていたかのように
私の脳裏にその様子が映し出される。
なんでこんな事思い出したんだろう?
と思っていたら、
今日はその父の誕生日。
お父さんお誕生日おめでとう!
お父さんの娘に生まれてこれて私はとっても幸せです。