素晴らしく天気のいい日曜日、カメラマンの仁礼博さん https://hiroshinirei.comに
写真を撮ってもらいました。
10年前、葉山から糸島に移住してきた仁礼さんを先輩に紹介してもらいました。うちの店にやって来た仁礼さんは、カウンターに座ると
「俺、この店が糸島で一番センスいいと思うわ」
と、タバコを燻らせながらポロリと言ってくれたのが、今でも私の日々の励みです。
今回、写真を撮ってもらおうと思いたったのは、
数年前からRUSTIC BARNの20周年を記念した本の制作をコツコツとしており、やっとのことで目下、出版社とやりとりをしている最中。
この本の最後に、私のプロフィールのページを設けていて、きっと読んだ人は、この人どんな顔しとるん?と、きっと気になるはず、と勝手に決め込み、ここは兼ねてから一度は撮っていただきたい!と思っていた仁礼さんにお願いした。
一年間でほんの一週間しかない庭の花が満開のこのタイミング、逃してはならない!と仁礼さんの奥様のめぐみさんに電話をかけてみる。
めぐみさんは、東京にいる頃から出版社(マガジンハウスだったかな?)で、働いてらして話の呑み込みがすこぶる早いキレ物。
この本を作りたいと相談した時も、出版社とはなんぞや、本を作るには、まずこうしたらいいんじゃない?と数々の教えをくださった方。
電話口のめぐみさんは案の定すぐに話をわかってくれて
「著者近影ってやつですね〜パパに聞いてみるね!」
と、答えたところから、数時間後にはうちの店に夫婦二人で来てくれた。
日曜日の昼だというのに、ランチのお客さんが引いた後、パタっとお客様が引いた数時間、撮りに撮ってもらった。
仁礼さんの撮る写真は、仁礼さんのホームページ→ https://hiroshinirei.com を見ても分かる通り、数々の素敵なミュージシャンから普段の人々まで、そこにソウルを吹き込んだような写真で、私は見ていると目頭が熱くなったり、胸がグッとなったりする。
どんな感じで出来上がるんだろう?撮られながらワクワクする。
時々仁礼さんが、「あっちむいて〜」「あ、いいね〜」と小さく言いながらシャッターを切る姿を見ていると、なんだかアイドルにでもなった心地よさだ。
ニットキャップからプラチナブロンドの髪(めぐみさんはヤニ焼けの白髪だよ〜と笑ってた)が伸びる仁礼さんはこんな風貌。イカすおっさんです。
店を始めた20年前から、今の私は少しくらい幹は太くなったんだろうか?
(店の1周年のパーティの時、21年前)
早々に、出来上がった写真をめぐみさんが届けに来てくれた。
「あ〜ん!かわいいやん私!」
つい、口に出してそう言ってしまった。
多分、いつもの私以上に、私のpotentialを引き出してもらっている写真の数々。
納品と同時にお支払いもするのだが、なんだかこれはかなりお得なのでは?と思った。
時間が合えば、仁礼さんどなたでも撮ってくださいますよ〜
あぁ、本の出来上がりがますます楽しみになってきた。
今日は雨降り、あの日満開だったプラムの花は、ほとんど落ちてしまった。
んでもってパピコは本日、店内営業となっております。