月曜日, 7月 29, 2019

雨上がりの空に



積乱雲が盛り上がり、夏らしい景色の糸島になってきました。
月曜日は、お店を早めに繰り上げて、LAから帰国中のともちゃんと夕食。
火曜日は、二日酔いの体を騙しながら百貨店さんと”おせち”に向けての撮影。

休む間もなく私の週は開け、ふと考え事が生じた。
どうしたもんかな、誰に相談すればいいんだろうと頭を抱えながら営業していると、
これで二回目のご来店のお客様。
「ちょっと悩んでることがあるんです。」と話しかけてみると、
「よし、マコちゃんのためにこれを聞かせてあげよう!」と言って
奥の部屋にいってピアノを弾きながら「ボヘミアンラプソディー」を元気よく歌い出した。

「僕も似たような仕事を以前していた。ここはこう、あれはこんな風にしてみたらいい。」
「そっか!簡単なことだ!」

金曜日のお昼に看板を出していると、「久しぶりマコさん!」
と、ホロをつけた運送会社の軽トラが二台入ってきた。
だれだっけ?って顔してると、Kですよ!という顔は以前よりシュッとしている。
お店がオープンしていた頃に、よく来てくれていた彼だ。
「あれ?前何してたっけ?」
「前は水道屋。」
「あ〜!そうだった!」
今は、運送会社で働いていて、軽トラで北海道まででも行ってしまうツワモノ。
お昼ご飯食べながら、懐かしい話に花が咲く。
運送会社で働きつつも、あてにならない掃除会社に呆れ、自分で仕事の合間の早朝から磨き上げたアパートでairbnbも経営し、ふとしたところで私の口から出たトレードという言葉に、トレードは難しいね〜と。(これだけ忙しくして、FXまでしているのか、、、)
やるなぁ。

まるで最近の天気のように、私の心も色々変わり、
やってくるお客様も様々。


お天気なのに、ざぁーっと降ってきた雨を見ながら これは出るな。と
雨脚が弱まった頃にパピコとともに散歩へ。
ゆっくりと畦道を歩いていると、大きな大きな虹が二重に出ている。



なんて素敵なところで日々働かせてもらえてるんだろう。
時々 悩んだりするのもいいもんだな。

雨上がりの庭は、とてつもなく美しいのです。


日曜日, 7月 21, 2019

カウンターからの風景



アラフィフの女性二人がカウンターに腰掛け、
長野県に車で行こう!と旅の計画を始めた。
神戸でフェリー降りて、京都行ってその横は何県だっけ?から始まり、
軽井沢って本当にあるの?博多みたいに呼び名?
安曇野に行きたい、やっぱり山に登りたい、温泉はあるの?
もう知らない土地だから願望も何もかもむちゃくちゃ
そんな彼女たちの話をカウンター越しに聞きながら、自分まで一緒に行けるような気分になる。

予定のない定休日。Visionsのピアニストの美樹さんからが、午前中から糸島にやってくる。
美樹さんのピアノ人生の中でなくてはならない ヤス 岡山さんや井島正雄さんとの出会い。そして彼らに気持ちよく育ててもらったこと。

今まで家族三人でやってきてたVisonsからお嬢さんが抜けたこと。
うちの店で3人一緒のプロモーションの写真撮ったり、桜井神社のイベントに参加してもらったりしていたから、話すことは山のよう。
お土産にピンクのシェイカーをおいていってくれた。



NYで活躍する彼女は、夏のバカンスに家族で糸島にやってくること今年で3年目。
ナチュラルで笑顔が素敵な彼女とやっとゆっくり話せる機会が。
向こうでヘアスタイリストの仕事をしている彼女は、一緒にランチに行ったときに、カウンターの向こうに貼ってあるジョンとヨーコの写真を見ながら、
「Ono Yokoさんって、子猫みたいな人だったよ。」
とか、
「そうそう、マコさんだいぶ前にSTINGとSHAGGYの写真アップしてたでしょ?
 あのときのスタジオで、私ヘアしたんだ〜 もう、コメントしたかった〜!
 STINGはね、首が締まるケープが嫌でね上半身裸でギター持ってスタイリングしたの。
 すっごく楽しかったァ〜!」
ひょ〜!なんちゅうお宝話!

 NYの彼女と楽しんだ次の日は、3月にお世話になったともちゃんとキャノンがLAから。店に貼ってあるオレンジのポピーに囲まれたくまさんの絵を見ながら、ともちゃんがこのポピーがいかに素晴らしいかをこんこんと説明してくれるので「一緒に見に行ったやん!」って言ったら、「あ!そうやった!」

雨降りの日曜日は、あの日ここで飲んだコーヒーの味が忘れられないので今日は運転練習中の娘ときました。
とか、ゴールデンウィークの夕方友達とここにきたのがあまりに心地よくって誰にも教えたくないけど絶対内緒よ!って言って今日は母と姪っ子連れてきました。
だったり。

この前見たあの映画、原作が読んでみたいですね。って話すとつかさず車からこれだよって差し出してくれる優しい人。

少しの会話から膨らむ楽しい世界。
ゆっくりとその人となりを感じていくのが好きです。



雨降りがひどい日は、ビビリで甘えん坊で過保護な飼い主に飼われているパピコは玄関の中で繋がれてたりします。
待てだよ、二人とも!



日々のみなさんとの楽しい会話が、ますます満たされたものになりますように。
満ちていく月に願いをこめて。

木曜日, 7月 11, 2019

RUSTIC BARN 19歳になりました。

2000年の7月7日の晴の日にオープンして、19年が経ちました。
前日に山から笹の木のを切り出して、お願い事を短冊に。



願い事はしっかり叶いました。
珍しく雨の降らない七夕の日。お友達を誘ってガーデンパーティをしました。



一週間かけて世界中で美味しかったお料理を思い出しながら仕込みして、テーブルにたくさん並べました。
マツボンに、リバーワイルド社長厳選 赤豚肩ロースを松園式タンドール窯焼きも作ってもらいました。



グリルではエスカルゴ風サザエも焼き焼き。



お皿に盛るとこんな感じ。



焼酎博士は焼酎ご持参で。みんなそれぞれ好きな飲み物で楽しみます。
アフリカからの風や、USAからの風や、香港の風や、フィリピン、ベトナム経由インドネシアの風が吹いてました。



みんなそれぞれに食べて笑って。



私はといえば、食べるのも忘れて子供達とはしゃぎまくり、
ついには、山から転げて落ちるほど。



宴は暗くなるまで続き、みんなで花火。



あ〜、楽しかった!
20周年に向けてまた頑張れそうです。

翌日は、「夏草や兵どもが夢の跡」でございました。
心地よい余韻(二日酔いともいう)に浸りながら、
今まで支えてくれたみなさんに、ただただありがとう なのです。



どうぞ、これからもかわいがってくださいね。

月曜日, 7月 01, 2019

文月



7月、文月に入りました。
外は雨模様、こんな日のパピコはとろりんちょ。



夏至の日に、セミの鳴き声が聞こえ出し 夏がやってきたなと。
お店もやっぱりこの季節は賑わいます。
誰かがカウンターに座っていると、そこに待ち合わせかのように一人、また一人とやってくる。
それぞれは別々の用事で別々のところからやってきたのに、たまたまのタイミングでお隣同士であ〜でもないこ〜でもない、楽しい話。















































子供達がたくさんいると店の中はぐちゃぐちゃ。私は親戚のおばちゃんの気分で楽しみます。




パピコにだってお友達がやってきます。
近所のハムカツ。



二年前に鉢植えで買った藤、やっと花が咲きました。
さ〜今年の夏も
たくさんの素敵なみなさんと楽しいひと時が過ごせますように。
って、短冊に書かなくっちゃ



7/3(水) は、保健所の講習会のため13:30~17:00まで、お店を閉めます。

秋の気配

 店の入り口のぞうさんの周りは、こんもりと百日紅が生い茂っています。 今朝の散歩では美しい彩雲を見ました。 数日前にファイナルを迎えたサンセットライブがあった会場付近を 美しく浄化しているような気がしました。 初期の頃に企画運営を携わったサンセットライブ。 こんなに続いたのは見事...