日曜日, 7月 21, 2019

カウンターからの風景



アラフィフの女性二人がカウンターに腰掛け、
長野県に車で行こう!と旅の計画を始めた。
神戸でフェリー降りて、京都行ってその横は何県だっけ?から始まり、
軽井沢って本当にあるの?博多みたいに呼び名?
安曇野に行きたい、やっぱり山に登りたい、温泉はあるの?
もう知らない土地だから願望も何もかもむちゃくちゃ
そんな彼女たちの話をカウンター越しに聞きながら、自分まで一緒に行けるような気分になる。

予定のない定休日。Visionsのピアニストの美樹さんからが、午前中から糸島にやってくる。
美樹さんのピアノ人生の中でなくてはならない ヤス 岡山さんや井島正雄さんとの出会い。そして彼らに気持ちよく育ててもらったこと。

今まで家族三人でやってきてたVisonsからお嬢さんが抜けたこと。
うちの店で3人一緒のプロモーションの写真撮ったり、桜井神社のイベントに参加してもらったりしていたから、話すことは山のよう。
お土産にピンクのシェイカーをおいていってくれた。



NYで活躍する彼女は、夏のバカンスに家族で糸島にやってくること今年で3年目。
ナチュラルで笑顔が素敵な彼女とやっとゆっくり話せる機会が。
向こうでヘアスタイリストの仕事をしている彼女は、一緒にランチに行ったときに、カウンターの向こうに貼ってあるジョンとヨーコの写真を見ながら、
「Ono Yokoさんって、子猫みたいな人だったよ。」
とか、
「そうそう、マコさんだいぶ前にSTINGとSHAGGYの写真アップしてたでしょ?
 あのときのスタジオで、私ヘアしたんだ〜 もう、コメントしたかった〜!
 STINGはね、首が締まるケープが嫌でね上半身裸でギター持ってスタイリングしたの。
 すっごく楽しかったァ〜!」
ひょ〜!なんちゅうお宝話!

 NYの彼女と楽しんだ次の日は、3月にお世話になったともちゃんとキャノンがLAから。店に貼ってあるオレンジのポピーに囲まれたくまさんの絵を見ながら、ともちゃんがこのポピーがいかに素晴らしいかをこんこんと説明してくれるので「一緒に見に行ったやん!」って言ったら、「あ!そうやった!」

雨降りの日曜日は、あの日ここで飲んだコーヒーの味が忘れられないので今日は運転練習中の娘ときました。
とか、ゴールデンウィークの夕方友達とここにきたのがあまりに心地よくって誰にも教えたくないけど絶対内緒よ!って言って今日は母と姪っ子連れてきました。
だったり。

この前見たあの映画、原作が読んでみたいですね。って話すとつかさず車からこれだよって差し出してくれる優しい人。

少しの会話から膨らむ楽しい世界。
ゆっくりとその人となりを感じていくのが好きです。



雨降りがひどい日は、ビビリで甘えん坊で過保護な飼い主に飼われているパピコは玄関の中で繋がれてたりします。
待てだよ、二人とも!



日々のみなさんとの楽しい会話が、ますます満たされたものになりますように。
満ちていく月に願いをこめて。

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