月曜日, 10月 31, 2011
flyers
お店の入り口には、常時30種類位のフライヤーが並んでいます。
新しくオープンするお店のものだったり、
糸島のおいしいお店だったり、
コツコツ手作りの工房さんのものだったり、
うちのお店が仕入れているコーヒー豆屋さんのカードだったり
サヨちゃんのRINのウエブサイトのお知らせカードだったり
いろいろ、いろいろ。
今日は、姪の浜の“うつわ屋フランジパニ”さんが、
11月23日から始まる個展のお知らせのカードをもってきてくれました。
ここのフライヤーは個展をする作家さんの器に
その作風に似合ったおいしそうなものがのっていて毎回届けてもらうのが楽しみです。
フランジパニのシュンくんとともに、息子のジンセイ君(3才くらいかな?)もやって来たのですが
パウダーがこわくってこわくって、店の入り口までどうしてもたどりつけない。
『おと〜さん、どうしていいかわかんないよぉ〜』
と半べそ、その姿のかわいかったこと。
うちのお店にはフライヤーもそうですが
いろんな場所にいろんなモノをこちゃこちゃおいてます。
これは、お料理や飲み物が出てくる間、
お客様が退屈しないように、って思ってと
おいているいろんなモノから話題が生じたりしますように。
って、勝手に願っている私の浅知恵がさせた技です。
どうぞ、みなさんそれなりに楽しんでください。
日曜日, 10月 30, 2011
すなおな心
朝からしっかりと降る雨に、さて今日はそこまで忙しくないだろうと
そうそう、こんな日は本を読むに限る。
そう思い立ち、朝から図書館へ。
雨の日曜日の図書館は、子供たちもいっぱい。
やっとやっとできた志摩の図書館。
そこで出会った、Kさんに、
うれしいですね、図書館ができて。
でもこれでやっと普通の街なんですよね〜
と、笑いながらおしゃべり。
(今まで、近くに九大は建つものの、
この町には図書館がなかった!苦笑!)
先月末にできてからというもの、毎週通ってます。えぇ、本の虫ですから。
図書館の近くで働いているKさんが、
雨が降っているのに、建物の入り口までお見送りしてくれていると
そこへ一台の車が
Kさん、『そこにとめてはダメなんだけどなあ』
『Kさん、あの車の方、Kさんに何かもってきたんじゃない?』と、私。
車から降りてきた女性は、Kさんに『はい、差し入れ』と小さな袋包みを手渡す。
『わ〜、ありがとう!』と、Kさん。
手短かに言葉を交わすと、雨の中その女性は車に戻りさっと帰っていった。
『あぁ、うれしいな〜』と、Kさん
『うれしいですね。』と、私。
『こういう風に人からものをいただいた時に、
さっと”ありがとう”って言えない人がいるでしょう。
あれはよくないね〜
いえ、けっこうですとか、いらないとか言ってしまうと、
その時点で相手のことをシャットアウトしてしまうことになるもんねぇ。』
『そうですね。それできない人って、寂しいですね。
ただ素直に”ありがとう”って言うだけで、どっちもとっても嬉しいですもんね。』
『そう!素直なのは大事だねぇ〜それだけですごくトクをする!』
『うん、私もそう思います。」
そぼ降る雨の中、
では、雨の日曜日だけどお互いに今日も頑張りましょう〜!
と、声をかけあって別れた。
『すなおな心』はそれだけで、たくさんの喜びが生まれます。
すなおでないと、心も体も自分の周りを取り巻く環境も歪んでいきます。
すなおに聴く耳を持たない歪んだ心は、どんどん暗い方向に行くし、
すなおに聴く耳を持たない歪んだ体は、いろんなところに痛みを伴いだします。
すなおでないと、まわりの環境がよくないのを自分以外のもののせいにしたがります。
困ったことや解らないことがあった時に
すなおに人にたずねることができると、
ひとりで長々と悩んでいるより、すごく早く解決することができます。
すなおな子供たちは吸収が早くってすばらしく、ぐんぐん育っていくね。
すなおなのは、コミュニケーションの大切な第一歩な気がします。
いつどんなときでも裏切らない植物が、
一番そのことをおしえてくれる先生かな。
きれいなバラでしょ
ご近所のマダムがもってきてくれました。
日曜日の黄昏時、お店はバラの香りでいっぱいです。
雨降りと言えども日曜日、
結局、本を読む暇なんてありがたいことにありませんでした。
土曜日, 10月 29, 2011
雨の土曜日に
雨の土曜日、朝のさんぽ道で
少しずつ色づいている銀杏の木を仰ぎ見て
あ、黄色っていい差し色だなぁって思って、
秋冬モードにお店のソファーやクッションの色を変えてみました。
春夏の爽やかな白を基調としたものでは
やはりこの季節なんだか寒々強い気がしていたので
ちょっとシックな色合いに変えると
なんともほっこり気分な店内になったのがうれしいです。
雨のせいか、今日は静々と過ぎていこうとしてたのですが、
夕方に、警固神社だったかな、で行われているイベントに出店をしていた
小石原の窯元さんたちが、やって来ました。
うちのお店にも少し作品を置かせてもらっている早川窯元
http://www.fcom.ne.jp/asakura/koishiwara/hayakawa/index.html
同級生です。
お店で使っている、”いつでもOKあさごはん”や”ナンピザ”の器、
ごはん茶碗は、こちらで私が作らせていただいたものだったり
こちらの窯元の作品だったり。
ずっしりして、ほっこりした感じが好きな作風です。
雨降りのイベントのあと
しばし、牡蠣のオイル漬けのオープンサンドや
三種類のチーズとハーブがたっぷりのった手作りのナンピザ、
糸島野菜のサラダ、
牡蠣のオイル漬けとほうれん草のパスタ、
自家製ベーコンと糸島卵のカルボナーラなどを
ビールとともに楽しんでいかれました。
明日もお天気が怪しいけど、頑張ってくださいね。
金曜日, 10月 28, 2011
セーターとChai
水曜日, 10月 26, 2011
今どき はやりのお店
昼下がりに製氷機のメンテナンスの業者さんがやって来た。
カウンターにしゃがみこんで、調子を見
問題ないですね。
と、点検終了。
あれっ?以前、かれこれ十数年前に
私が勤めていたお店の食器洗浄機がいっつも調子がわるくって
修理をしに来ていただいた方ではないですか?
そうたずねると、
『あぁ〜そうです。行ってましたねぇ。』
やっぱり。
私はまだ、食器洗浄機を入れるほどにはなってないですけど
あの店の夏の繁忙期の時に、どれだけあの機械に助けられたか〜
おせわになりました〜
そういうと、
『私も仕事で行橋、久留米などまで行きますが、
今どき繁盛している店なんて、早々聞きませんね。
いや、行橋に一件あるなぁ。居酒屋なんですけどね。
そこはね、70才くらいのおばちゃんが仕入れを全部してて、
そんなに大きな店じゃないんですよ、
なのに多きときは200人くらい一日に来るとかっていってたなぁ。
店のつまみは全部私が作っているのよ。買ったものは出さないって。
そして、食材は絶対に何も捨てないっていってました。』
へぇ〜、ちゃんとしたものを出して、食材を無駄にしないと、
お客さんにもちゃんと伝わるんですね。
『そうですね、客層も若い人から中年まで、幅広くって、
でもあのおばちゃんが全部作ってるのがいいんでしょうね。
毎日仕入れして、1時から4時まで仕込みしてるって言ってたな。
そうそう、焼き鳥屋さんもね、
肉をちゃんとその店で串に刺してひとつひとつ作っているお店が
やっぱり繁盛してますね。』
わぁ、メンテナンスに来ていただいたのに
すごくいいお話を聞かせていただきました。
ありがとうございます。
いや、本当にありがたいお話だ。
居ずまいを正したくなるような気分。
ちょっといい話しが聞けたり、
素敵な人とお話しできたり、
朝のさんぽで清々しい気分になれたときとかにね、
私の頭の中に流れるのは
ユーミンの『やさしさに包まれたなら」
”目に映る 全てのことはメッセージ”
聴いてみて♪
月曜日, 10月 24, 2011
茅葺き屋根のこと
桜井神社の大神宮の一番手前のお社の屋根の葺き替えが終了しました。
以前の屋根は、まん中がぺしゃげてて、そこに杉の木が芽を出してちょこんと植わってました。
新しく吹き替えられた屋根は金色に光っててなんとも誇らしげ。
うれしいなぁ。
昨夜はこの屋根の葺き替えをしているソワカ君と、ひととき過ごしました。
もともと私は神話好きなのですが、(ということに最近気がついた!)
彼が茅葺き職人になってから、日本の神話へもすごく興味がわき、
それに連なって、神社への興味も津々になっていったわけです。
神社にはそれ自体に、さまざまなメッセージが込められています。
神社自体が子宮を表しているのはもう有名な話しですよね。
これはさておき、
この桜井神社の大神宮、三つのお社が連なっていて、
訪れた方が、伊勢神宮とよく似ている〜と、いってあるのをよく耳にします。
その建ち方がおもしろい。
手前といちばん奥は、平入というう屋根の棟に平行な入り口。
まん中だけは、屋根の三角になった端側(妻)を入り口にする妻入りのつくり。
平入は、伊勢神宮が代表格。
妻入りは、出雲大社が代表格。
そして屋根。
屋根のてっぺんの鰹木に交差する千木には
内削ぎと言う地面と平行に切ったものと
地面に垂直に散った、外削ぎと言うものがある。
この神社にはそのどちらも見られる。
ソワカ君曰く、
『この屋根のつくりからいって、
この神社には、男の神様も女の神様もおるバイねぇ〜』
ふむふむ。
だから、大神宮のお社の中に”内宮源 外宮開”って書いてあるのかなぁ〜
『そうかもねぇ〜
そうそう、明日から大神宮のいちばん奥の屋根の葺き替えが始るけん、
ご神体を今夜、神主さんが下の神社にうつしてあるはずやもんねぇ』
へぇ〜
『で、ご神体はなんですか?鏡ですか?ってきいたんよ』
うんうん、なんて?
『それがさぁ、すごいと!』
なになに?
『神主さんも見たことないんだって』
わぁ〜!なんか、すごいね!それ!
『そうなんよ〜』
あ〜だ、こ〜だと神社好きの二人の話しは盛り上がり、
留まるところを知らない…
いや、楽しいんですよ。
そんな神社談義の良き友ソワカ君、
先週、来店した時に、
『茅葺き屋根職人として、
来年から始る伊勢神宮の式年遷宮で、
神社の中で一番格式の高い、伊勢神宮の屋根の葺き替えがしたいっ!』
と、うなってた。
昨日の朝、おまいりに行った時に屋根の上から
『伊勢神宮、いけそう!』
と、嬉しそうな声で叫んでくれた。
やったね!私まで一緒に葺き替えするかのように嬉しいよ〜
おかげで日曜日はものすごく浮かれた気分で営業できました。
だって、その仕事に携わるのには、
20年に一回しかチャンスはやってこないんだからね!
その喜びを抱えて、夕方 彼はやって来たわけです。
美しい日本の茅葺き屋根。
みんなで大事に大事にしなくてはですね。
この素晴しい職人さんたちも、
15年ほど前には、もう、後をつぐ人がいなくなるのではないかというほど
後継者が減っていっていたそうです。
現在はその頃の人たちの奮闘で、かなり若い後継者も増えたみたい。
そのエピソードもたっぷり聞かせてもらいました。うふふ
茅葺き屋根は、オランダやイギリスにもあるんですって。
次はソワカ君、海外研修だね。
また、楽しい話し、いっぱい聞かせてくださいね〜
土曜日, 10月 22, 2011
風に揺れるコスモスの花
雨降りの今日は、
午前中、つかの間の晴れ間を見計らって
パウダーとともにさんぽにGO!
黒っぽい雲に囲まれたところからきらっと陽がさす、
雨の合間の晴れ間ってどうしてあんなにきれいなんだろう…
かれこれ一ヶ月くらい経つのでしょうか、
まるでコスモスの花のような
可憐な女性が二週間に一度くらいのペースで
お茶を飲みにやって来るようになったのは。
その彼女、一回二回と来店するうちに
ポロンポロンとお話をしていきます。
彼女には高校生のお子さんがいらっしゃるのですが
そのお子さんがが小学生だった時に
彼女は子宮癌になってしまったんだそうです。
自分が病気を患った上に、小学生の息子さんがいきなりてんかんの発作をおこしだした。
突然の悲しい出来事の連続に彼女は、
その当時、日々帰宅時間の遅いご主人に
”あなたのせいよ!”と、くってかかったりもしたとか。
しばらくして、それは自分が引き起こしたということに気づき
ご主人や、子供たちや、まわりの環境や
たくさんのたくさんのいろんな事に感謝をし、
”ありがとう”って素直に言えるようになったら
自分の病気も、子供の病気もよくなり
壊れかけていた夫婦仲もすっかりよくなって
今まで以上に仲良くなれたとか。
病気になった時に、彼女はある人から
『病気になったのはあなた自身に原因があるんですよ』
といわれたらしい。
自分のせいだよって指摘された時に怒ったでしょう?
って、私がたずねたら
えぇ、ものすごく…
でも、今はきちんと自分のせいだって納得できてます。
と、答えてくれた。
もちろん、その指摘した相手は、
彼女のことを怒らそうと思って伝えたのではなく、
本当のことを伝えたに過ぎない。
でも、態勢が整っていない時に、本当のことを指摘されると
たいがい人は怒ったり、すねたりするもんね。
納得するまでに時間はかかるしね。
人は、いろんな形でやってくる悲しいことやつらいことがあると
自分以外の ”なにか” のせいにしたがる。
本人にとってその悲しい出来事は、それが別の人に起こった時にはそう感じないことでも。
でも、彼女のように素直な心で耳をすませると
どうすれば、その問題を処理できるのかが
自ずと、どこからか聞こえてくるのだろう。
以前は天神が大好きで、しょっちゅう通わないときがすまなかったんです。
でも、今はもう どうでもよくって、家の庭で野菜作ったりしてます。
と、風に揺れるコスモスのような笑顔でお話ししてくれた。
素敵なお話が聞けてよかった…
うちにおこしになって、
ゆっくりとお茶やお食事を
ひとりで、もしくは仲のよいお友達なんかと楽しんでくださるのも嬉しい。
そして、彼女のようにお茶を飲みに来たついでに
ちょっと素敵な話しを交わせるのも楽しい。
どちらも素敵なうちのお店の使い方です。
水曜日, 10月 19, 2011
うどん
火曜日, 10月 18, 2011
流鏑馬祭り
豊穣の秋は、日本全国どこでもお祭りが賑やかに行われます。
もちろんここ桜井でも、毎年恒例の流鏑馬祭り。
好きなんだなぁ〜この祭り。
昨日から、今日の朝から、流鏑馬は何時からですか?
と、神社の事務局のように私のメールには問い合わせが…(笑)
境内の掲示板に書いてあってのをチェックしておいてよかった〜
みんなには10時半からだよ〜なんて偉そうに伝えたわりには
バタバタと出かけることになってしまった私。
素晴しいお天気に恵まれ、
神社に着くと、神官さんや氏子さんたちがお宮に上がって
祝詞が上がっている。
目をつむって聞いていると、
昨今、伊勢神宮へ参拝のために、古事記の解説本を読んでいた私、
あれ、なんだか祝詞の言葉の意味が解る!
怖いもんですね〜好きで本を読むってことは…
今年の射手には、若い女の子がひとり参加。
いえ、なんとも初々しくってよかったです。
馬に乗ったまま神社に参拝し、その後馬に乗って的を射ります。
破れた的は、きっと破魔の威力があってご利益があるんでしょうね、
みんなで分け合っていただいて帰ります。
精悍な流鏑馬を見た後は気分も清々しく、
暑い夏を乗り切って実りに秋に到達したんだなぁと思えます。
参道を駐車場に向かっていたら、猿回しが来てました。
稚児行列が終わった保育園の子供たちが、
この猿回しの前に吸い込まれていく吸い込まれていく…
微笑ましい光景でした。
月曜日, 10月 17, 2011
奉納ライブ
昨日は桜井神社の奉納ライブでした。
4時からだったのですが、おかげさまでお客様が途切れることがなく、
私が着いたのは5時。
会場がざわついていたので、ありゃ終わっちゃったかな?と思いきや休憩中でした。ほっ
何度も聞いたことがある真砂さんが奏でるインディアンフルートの調べや
大地からのエネルギーのように発するGUNちゃんの歌声は
この場にとても似つかわしく、神々しいものでした。
日が暮れていくとともにますます幻想的になっていった桜井神社の境内。
と、すっかりコンサートに浸っていたように表現しておりますが、
なんのことはない、近所のやんちゃ坊主に会場に着いて早々発見され
境内の山奥で、竹の棒を使って剣道ごっこをしたり、餅つきごっこをしたりしていた私です。
いえ、それでも素敵な音楽は楽しめましたよ。
木曜日, 10月 13, 2011
旅日記 その2
旅の楽しみのひとつに、その地その地でのごはんも大変重要なポイントとなります。
ましてや飲食業を営んでいる身としては、
たべものじたいも大事ですがそのロケーションや材料、テーブルの配置やインテリア
いろんな事まで気になるものです。
10/11の昼過ぎに糸島を出た私たち。
4時すぎのフェリーに乗り込むまでにきっと小腹が減るに違いないだろうと
バケットにハムやチーズ、卵を挟んだサンドイッチをもっていきました。
高速にのる前の姪の浜でメグちゃんにサンドイッチあるからおなかすいたら言ってね。
というと、即答”今食べたいです!”
はい、すぐに食べてしまいました。
フェリー乗り場につく頃にはまたもやお腹が空く二人。
“メグちゃん、きっと乗り場の前に喫茶コーナーとかあるはずだよ〜”
“マコさん、ナポリタンとか食べたいですよねぇ〜ピーマンとか入ったやつ”
“メグちゃん、全く、私もおんなじこと考えてたよ〜、ナポリタンだよねぇ〜”
乗船の手続きを済ませ、憧れのナポリタンを夢見て階段を上がり喫茶コーナーへ。
が、ない!うどんと丼ものしかない!
憧れのナポリタンは空の彼方へ飛んでいき
私たちはフェリーのビュッフェにかけることにした。
甲板で美しい夕日を見ながらも、腹の虫は泣き止まない。
4時半に出港した船のビュッフェタイムは5時から。まぁ、この30分の長く感じたこと!
やっとのことで(大げさ)5時に近づいたのをいいことに食堂へ足を運ぶと
並んでいる…いえ、まちましたよ。
並べられている食材は、お刺身、唐揚げ、餃子、八宝菜、筑前煮、高野豆腐…
お腹が空きすぎて目が回る〜
とりすぎてはいけないと思いつつ、トレーにのるだけのせて
いただきます〜 はい、食べ過ぎました。
お腹いっぱいで、桃ちゃんが船の振動で泣きわめくのも気にせず寝てました。
よく朝、あれだけ食べたのにやっぱりお腹はすいている。
館内放送で、温かいコーヒー、サンドイッチにホットドックなどをテイクアウトでご用意しております〜
と聞こえる。
えぇえぇ、買いますとも。
温かいコーヒーとホットドック、ピザトーストを食し。
いざ大阪の街を走り出す。
“朝マックしたいですよねぇ〜マコさん”
”したいねぇ〜”
しかし早朝の高速、そんなものは見えもしない。
とりあえず、外宮へのナビを入れこんでただただ走る。
9時前に伊勢神宮外宮へ到着した私たち。
お参りをすますと、時間は10時半。間に合わなかった朝マック…
メグちゃんが桃ちゃんようにもってきたパンで腹の虫を抑え
内宮へ。
お宮の前につくと、お腹のことも忘れお参りに歩いてしまう私たち。
が、時刻も一時を過ぎるともう限界。
おかげ横丁の手前でめぼしい店を見つけ
伊勢うどんのセットを頼む。私は手ごね寿司、メグちゃんは松坂牛の牛丼がついたもの。
もう、ガツガツいきましたので写真なんてござんせん。(笑)
太めのおうどんに甘めのおしょうゆがかかって出てくる伊勢うどん、はい、甲乙無しです。
食べ終わって二人で一言。
”たりん!”
店を出て賑やかなおかげ横町を練り歩くと揚げたての練り製品屋さんが誘ってくる。
熱々のチーズ入りの、あれはなんて名前なんだろう?ま、練り製品を食しました。
やっぱり食事の後はデザートです。
赤福の本店にて、できたての赤福とほうじ茶で一服。
はぁ〜、やっと落ち着く私たち。
店内は、このセットを楽しむお客さんでごった返しているのですが、
お縁からは五十鈴川がのぞめる、いい場所です。
すっかりお腹が満たされ、本日最後の目的地へ所々で別宮を発見しながら
車を走らせ、
伊勢の夫婦岩で夕日を拝んだ後は
四日市のメグちゃんの実家へ。
途中インターであったかなコーヒーを飲んで気合いを入れまた、ひた走ります。
メグちゃんの実家へついてすぐに、みんなで近くのお風呂へ。
と、その前に夕ご飯。
メグちゃんが、“私トンテキ定食〜”
なにそれ?では、わたしは“海老フライ定食”(いつもはたのみもしないものをあえて頼んでみた)
ほほう、トンテキ、やるではないか!
福岡では見かけない味。おいしかった。
一日歩き回って、お腹も満たされ、大きなお風呂で疲れと汚れを落としたら
もう、寝るだけ。ぐっすりお休みさせてもらいました。
朝、桃ちゃんから髪を引っ張られて目が覚めました。
身支度をしているとメグちゃんが
ここら辺でチェーン展開している喫茶店へモーニングしにいきませんか?
朝マックはどこでも食べれるけど、そっちの方がいいでしょう?
いくいく!確か関西方面の人って喫茶店でモーニングする習慣の人多いんだよね。
ワクワク。
うんうん、絵に買いたような喫茶店のモーニング。
朝からおっちゃんやおばちゃんが、ひっきりなしにやってくる。
たっぷりのコーヒーに、モーニングのセット満足でございました。
モーニングの喫茶店で知り合いに連絡し名古屋駅で会う約束をする。
午前中にメグちゃんの実家を出発、バスで名古屋へ。
未開の地です。駅に着いても右も左も解りません。
駅の大きな広場で待ち合わせをし、ほぼ10年ぶりで以前大変お世話になった方と出会う。
まずは、名古屋駅前の高い高いTOYOTAのビルの44階の展望台へ。
ひゃぁ〜、昨日の伊勢が嘘のような眺め。
ぐるりと見えるこの眺めの中にどれだけ人がいるんだろう。
二人でぶつぶつ話しながらお昼ごはんへ、
“何が食べたい?”
“ここまで来たら、味噌煮込みうどんでしょう〜”
食べてきました。
八丁味噌の中に、茹でていないおうどんがどぶんと入ったあれです。
お店のテーブルで横に座っていたサラリーマンが
これは、まだ茹で上がっていないようなうどんですねぇ〜
と、こぼしている。
えぇ、太くて固いうどんのまん中部分を噛んでみてみると
まわりとは色の違う、白い筋。スーパーアルデンテとでも言いましょうか…
味噌煮込みうどんを楽しみ、新幹線にのる前に
駅の近くのデパ地下で、串カツを購入。
お店の人にタレにどぼんとおつけしますか?
と、聞かれ、受け付けない顔をしていると
こちらの”後からかけるタイプもございます〜”とおしえてくれる。
後からかける方にして、新幹線に乗り込みビールとともにいただいた。
名古屋の人は、ああいう味が好きなんだなぁ〜
いやいや、それぞれの場所にそれぞれの味。
味の旅も、また楽しいものでした。
ましてや飲食業を営んでいる身としては、
たべものじたいも大事ですがそのロケーションや材料、テーブルの配置やインテリア
いろんな事まで気になるものです。
10/11の昼過ぎに糸島を出た私たち。
4時すぎのフェリーに乗り込むまでにきっと小腹が減るに違いないだろうと
バケットにハムやチーズ、卵を挟んだサンドイッチをもっていきました。
高速にのる前の姪の浜でメグちゃんにサンドイッチあるからおなかすいたら言ってね。
というと、即答”今食べたいです!”
はい、すぐに食べてしまいました。
フェリー乗り場につく頃にはまたもやお腹が空く二人。
“メグちゃん、きっと乗り場の前に喫茶コーナーとかあるはずだよ〜”
“マコさん、ナポリタンとか食べたいですよねぇ〜ピーマンとか入ったやつ”
“メグちゃん、全く、私もおんなじこと考えてたよ〜、ナポリタンだよねぇ〜”
乗船の手続きを済ませ、憧れのナポリタンを夢見て階段を上がり喫茶コーナーへ。
が、ない!うどんと丼ものしかない!
憧れのナポリタンは空の彼方へ飛んでいき
私たちはフェリーのビュッフェにかけることにした。
甲板で美しい夕日を見ながらも、腹の虫は泣き止まない。
4時半に出港した船のビュッフェタイムは5時から。まぁ、この30分の長く感じたこと!
やっとのことで(大げさ)5時に近づいたのをいいことに食堂へ足を運ぶと
並んでいる…いえ、まちましたよ。
並べられている食材は、お刺身、唐揚げ、餃子、八宝菜、筑前煮、高野豆腐…
お腹が空きすぎて目が回る〜
とりすぎてはいけないと思いつつ、トレーにのるだけのせて
いただきます〜 はい、食べ過ぎました。
お腹いっぱいで、桃ちゃんが船の振動で泣きわめくのも気にせず寝てました。
よく朝、あれだけ食べたのにやっぱりお腹はすいている。
館内放送で、温かいコーヒー、サンドイッチにホットドックなどをテイクアウトでご用意しております〜
と聞こえる。
えぇえぇ、買いますとも。
温かいコーヒーとホットドック、ピザトーストを食し。
いざ大阪の街を走り出す。
“朝マックしたいですよねぇ〜マコさん”
”したいねぇ〜”
しかし早朝の高速、そんなものは見えもしない。
とりあえず、外宮へのナビを入れこんでただただ走る。
9時前に伊勢神宮外宮へ到着した私たち。
お参りをすますと、時間は10時半。間に合わなかった朝マック…
メグちゃんが桃ちゃんようにもってきたパンで腹の虫を抑え
内宮へ。
お宮の前につくと、お腹のことも忘れお参りに歩いてしまう私たち。
が、時刻も一時を過ぎるともう限界。
おかげ横丁の手前でめぼしい店を見つけ
伊勢うどんのセットを頼む。私は手ごね寿司、メグちゃんは松坂牛の牛丼がついたもの。
もう、ガツガツいきましたので写真なんてござんせん。(笑)
太めのおうどんに甘めのおしょうゆがかかって出てくる伊勢うどん、はい、甲乙無しです。
食べ終わって二人で一言。
”たりん!”
店を出て賑やかなおかげ横町を練り歩くと揚げたての練り製品屋さんが誘ってくる。
熱々のチーズ入りの、あれはなんて名前なんだろう?ま、練り製品を食しました。
やっぱり食事の後はデザートです。
赤福の本店にて、できたての赤福とほうじ茶で一服。
はぁ〜、やっと落ち着く私たち。
店内は、このセットを楽しむお客さんでごった返しているのですが、
お縁からは五十鈴川がのぞめる、いい場所です。
すっかりお腹が満たされ、本日最後の目的地へ所々で別宮を発見しながら
車を走らせ、
伊勢の夫婦岩で夕日を拝んだ後は
四日市のメグちゃんの実家へ。
途中インターであったかなコーヒーを飲んで気合いを入れまた、ひた走ります。
メグちゃんの実家へついてすぐに、みんなで近くのお風呂へ。
と、その前に夕ご飯。
メグちゃんが、“私トンテキ定食〜”
なにそれ?では、わたしは“海老フライ定食”(いつもはたのみもしないものをあえて頼んでみた)
ほほう、トンテキ、やるではないか!
福岡では見かけない味。おいしかった。
一日歩き回って、お腹も満たされ、大きなお風呂で疲れと汚れを落としたら
もう、寝るだけ。ぐっすりお休みさせてもらいました。
朝、桃ちゃんから髪を引っ張られて目が覚めました。
身支度をしているとメグちゃんが
ここら辺でチェーン展開している喫茶店へモーニングしにいきませんか?
朝マックはどこでも食べれるけど、そっちの方がいいでしょう?
いくいく!確か関西方面の人って喫茶店でモーニングする習慣の人多いんだよね。
ワクワク。
うんうん、絵に買いたような喫茶店のモーニング。
朝からおっちゃんやおばちゃんが、ひっきりなしにやってくる。
たっぷりのコーヒーに、モーニングのセット満足でございました。
モーニングの喫茶店で知り合いに連絡し名古屋駅で会う約束をする。
午前中にメグちゃんの実家を出発、バスで名古屋へ。
未開の地です。駅に着いても右も左も解りません。
駅の大きな広場で待ち合わせをし、ほぼ10年ぶりで以前大変お世話になった方と出会う。
まずは、名古屋駅前の高い高いTOYOTAのビルの44階の展望台へ。
ひゃぁ〜、昨日の伊勢が嘘のような眺め。
ぐるりと見えるこの眺めの中にどれだけ人がいるんだろう。
二人でぶつぶつ話しながらお昼ごはんへ、
“何が食べたい?”
“ここまで来たら、味噌煮込みうどんでしょう〜”
食べてきました。
八丁味噌の中に、茹でていないおうどんがどぶんと入ったあれです。
お店のテーブルで横に座っていたサラリーマンが
これは、まだ茹で上がっていないようなうどんですねぇ〜
と、こぼしている。
えぇ、太くて固いうどんのまん中部分を噛んでみてみると
まわりとは色の違う、白い筋。スーパーアルデンテとでも言いましょうか…
味噌煮込みうどんを楽しみ、新幹線にのる前に
駅の近くのデパ地下で、串カツを購入。
お店の人にタレにどぼんとおつけしますか?
と、聞かれ、受け付けない顔をしていると
こちらの”後からかけるタイプもございます〜”とおしえてくれる。
後からかける方にして、新幹線に乗り込みビールとともにいただいた。
名古屋の人は、ああいう味が好きなんだなぁ〜
いやいや、それぞれの場所にそれぞれの味。
味の旅も、また楽しいものでした。
ただいま〜 旅日記 その1
10/11の朝、いつものように桜井神社にお参りし、
今から行ってきますと旅の無事を祈る。
葺き替えている神宮の屋根の上からソワカ君が
“お参りは外宮からバイ!”
と、大きな声で念を押された。
”はぁ〜い!いってきます!”
昼過ぎにメグちゃんと桃ちゃんと合流し、いざ出発。
まず、目指すは下関。
今回の旅は三重県に里帰りのメグちゃんに同行。
小さな乳飲み子を連れての車での里帰りのお手伝いもかね、
そのかわり、お伊勢さんにつれってて〜と、頼んだ。
4時過ぎに出港のフェリーに乗り込み
九州の地に沈む夕日を楽しむ。
もう、お腹ぐぅぐぅだった私たちは、
いつもの日なら考えられないような早い夕食をすませ、
波に揺れる大浴場でお風呂もすませ
日が沈んだデッキへ。
そう、明日は満月。
もちろんこの日もほぼまんまるなお月様。
わたしたちの旅路をにっこり微笑んで見守ってくれている。
今回は小さな子供も一緒なので
船の部屋は個室をチョイス。
和室いっぱいに布団を敷きつめてさて就寝。
いやしかし、この部屋、どうも、エンジンルームにほど近いようで
夜中じゅう、道路工事が真下であっているような振動。
大人でもビックリのこの振動に小さな桃ちゃんはしばし鳴きまくり。
え?私ですか?
赤子の泣き声にも素晴しい振動にもめげず、パックリ寝てました。ハイ(笑)
フェリーの朝は早く、早朝4時半には館内放送がかかってたたき起されます。
いや、緊張しているのですでに目は覚めてました。
まだくらいデッキに出てみると、
夜通しニコニコと見守ってくれてたお月様が関西の海に沈もうとしている。
沈んでいく満月を久しぶりに見たなぁ
さて、大阪南港に着いたフェリー
目指す伊勢を車のナビにインプットしていざ出発。
ひゃぁ〜、早朝だから混むこともなく走れる大都会の高速。
これ、ラッシュ時だったらどれだけ怖いんだろう。
そんなことを思いながらハンドルを握る。
朝早くフェリーが到着したおかげで
伊勢神宮外宮に9時前に到着。
朝の清々しい空気の中参道を掃き清める神職さんたちの姿があちらにもこちらにも。
外宮は豊受大神宮、天照大神のお食事を司る神様。
そこから衣食住をはじめ全ての産業の守り神様でもあるとか。
……
かれこれ4、5年前でしょうか、
糸島の桜井大神宮のまん中の茅葺き屋根の葺き替えがあった時に
屋根の葺き替えの職人さんたちのお昼ごはんをお願いされ
毎日毎日、大神宮までお弁当を抱えて石段を上り通った日々。
そのとき、そのお弁当を持っていくのが
まるで毎日恋人に会いにいくかのように楽しくって、
その姿を見たお店のお客さんが
“大神宮に食事を運ぶなんて、まるで豊宇気毘売神じゃないですか〜”
と、いってくださり、
ほう、とようけびめのかみ…
なんだか恐れ多いけど、すごい親近感を感じ、
それ以来通える日は毎日ご参拝するようになったのです。
そんな大好きな豊受大神宮への参拝。
参拝できただけでもう満足。
詣でた後、神社の駐車場で一息。
どこからともなく馬のにおいがする。
(私、恐ろしいくらいに鼻がいいんです。
友人などにここは○○のにおいがするねぇ〜と言うと、
え?私にはさっぱり匂いません。といわれることしばしば。
なので、百貨店の化粧品売り場なんて、居れたモンではありません。)
ふらふらと歩いていくと、やっぱり〜
まっ白の神馬と目が合いました。呼んでたのね。
さて、豊受大神宮を後に
ふらふらと街を歩き、月夜見宮へおおきな楠が印象的でした。
昨日きれいなお月様が見れたもんねぇとメグちゃんと話しながら外宮へ戻る路は
昔神様がこの路の石を白馬に代えて夜通った路だとか。
神様の街には路にまでひとつひとつ謂れがあって楽しい。
さて、外宮へのお参りがすんだので目指すは内宮の皇大神宮。
と、その途中に猿田彦神社を発見。
神社好きのメグちゃんと私、はい、もちろん寄りました。
さてさてやっとこさで内宮へ到着。
平日なのに素晴しい参拝者の数。
お天気に恵まれ暑いくらいのこの日、
宇治橋を渡って、五十鈴川御手洗で心身を清める。
この川があったからいろんな場所をめぐられて
天照大神はこの場に鎮座しようと決めたんだろうなぁ
そう思われる穏やかな表情の五十鈴川。
広い広い内宮を人の流れとともに参道を進んでいく。
鳥居を何個もくぐり抜けて
石段を上ると、社殿の中心の御正宮、
天照坐皇大御神、皇室の御祖神で日本国民の総氏神。
お賽銭を静かにいれお祈りをし
ふと顔を上げると、静かな風がふわっとふいて
社殿の前に掛けられていた白い布が宙に浮き御正宮の姿が現れた。
まるで、”よく来ましたね”と、ささやきかけられたような出来事に
私たちの心はほころび、腕時計に目をやるときっかり正午。
太陽が一番高く昇った時間に天照大神を拝めたことに心より感謝。
この素晴しいタイミングに、
天を仰いで木々の間から微笑みかける太陽にもお礼。
時々ガイドさんをつけて巡っているおばちゃんたちに近づき
“このお宮は〜” “この橋は〜”
と、ガイドさんが説明しているのを小耳にいれながらまだまだ廻ります。
そうそう、ガイドさんが言ってた。
和魂(にぎみたま)は、和やかな静かな心。
荒魂(あらみたまは)は、ご主人のことを思うと胸がキュンとするでしょう?その感じです。
聞いていたおばちゃん、“もう、ないわ、そんなの〜”
”では、テレビに出てくる、タレントさん見たらなるでしょう”
”それならあるわ!”
“それ、その感じです!”と。(笑)
まぁ、よく歩いたもので、そろそろお腹もすいてきた。
お昼ごはんに、伊勢うどんをたべ。
おかげ横町を練り歩き
五十鈴川のほとりの赤福本店で一服し。
もう一カ所、今回伊勢まで行くなら内宮外宮に加え行きたかった夫婦岩へ。
とまたその途中に月讀宮を発見。もちろん寄ります。
こちらのお宮もすばらし。
お祀りしてあるのは、
月讀尊荒御霊、月讀尊、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉神尊(いざなみのみこと)。
参拝者もなくしんと静まりかえったお宮は空気が違う。
さて、日が傾きかけた伊勢の街を東に車を走らせて
本日最後の目的地、二見輿玉神社夫婦岩へ。
到着したのは4時過ぎ。
メグちゃんは桃ちゃんにおっぱい上げるというので
ひとり海岸線を歩いてみる。
あった、あった。
ん、しかし有名なこっちより糸島の夫婦岩の方が数段でかい。
(ちと、島国根性出てしまいました。笑)
夫婦岩を拝み、参道を戻っていくと張り紙が。
10/12満月の今日、夫婦岩から5時10分に月が登ると書いてある。
車に戻り、メグちゃんにこのことを告げお願いだからその時間までいたいとお願いする。
せっかくだからそうしましょうと、すんなり了解してくれたものの
けっこうな待ち時間。
5時10分になっても、日がまだ沈みきらずまわりが明るいせいか
月の姿はどこへやら…
待つこと20分近く。
あきらめかけていた海上にぽっかりオレンジの姿で洗われたお月様。
いや、もう感動!
素晴しい伊勢巡りもこれにて終了。
いやいや、朝、昼、夜と全ての場所に素敵な現象が盛り込まれたこの旅。
おかげさまでの気持ちがますます胸いっぱいに広がりました。
はぁ〜、楽しかった!
今から行ってきますと旅の無事を祈る。
葺き替えている神宮の屋根の上からソワカ君が
“お参りは外宮からバイ!”
と、大きな声で念を押された。
”はぁ〜い!いってきます!”
昼過ぎにメグちゃんと桃ちゃんと合流し、いざ出発。
まず、目指すは下関。
今回の旅は三重県に里帰りのメグちゃんに同行。
小さな乳飲み子を連れての車での里帰りのお手伝いもかね、
そのかわり、お伊勢さんにつれってて〜と、頼んだ。
4時過ぎに出港のフェリーに乗り込み
九州の地に沈む夕日を楽しむ。
もう、お腹ぐぅぐぅだった私たちは、
いつもの日なら考えられないような早い夕食をすませ、
波に揺れる大浴場でお風呂もすませ
日が沈んだデッキへ。
そう、明日は満月。
もちろんこの日もほぼまんまるなお月様。
わたしたちの旅路をにっこり微笑んで見守ってくれている。
今回は小さな子供も一緒なので
船の部屋は個室をチョイス。
和室いっぱいに布団を敷きつめてさて就寝。
いやしかし、この部屋、どうも、エンジンルームにほど近いようで
夜中じゅう、道路工事が真下であっているような振動。
大人でもビックリのこの振動に小さな桃ちゃんはしばし鳴きまくり。
え?私ですか?
赤子の泣き声にも素晴しい振動にもめげず、パックリ寝てました。ハイ(笑)
フェリーの朝は早く、早朝4時半には館内放送がかかってたたき起されます。
いや、緊張しているのですでに目は覚めてました。
まだくらいデッキに出てみると、
夜通しニコニコと見守ってくれてたお月様が関西の海に沈もうとしている。
沈んでいく満月を久しぶりに見たなぁ
さて、大阪南港に着いたフェリー
目指す伊勢を車のナビにインプットしていざ出発。
ひゃぁ〜、早朝だから混むこともなく走れる大都会の高速。
これ、ラッシュ時だったらどれだけ怖いんだろう。
そんなことを思いながらハンドルを握る。
朝早くフェリーが到着したおかげで
伊勢神宮外宮に9時前に到着。
朝の清々しい空気の中参道を掃き清める神職さんたちの姿があちらにもこちらにも。
外宮は豊受大神宮、天照大神のお食事を司る神様。
そこから衣食住をはじめ全ての産業の守り神様でもあるとか。
……
かれこれ4、5年前でしょうか、
糸島の桜井大神宮のまん中の茅葺き屋根の葺き替えがあった時に
屋根の葺き替えの職人さんたちのお昼ごはんをお願いされ
毎日毎日、大神宮までお弁当を抱えて石段を上り通った日々。
そのとき、そのお弁当を持っていくのが
まるで毎日恋人に会いにいくかのように楽しくって、
その姿を見たお店のお客さんが
“大神宮に食事を運ぶなんて、まるで豊宇気毘売神じゃないですか〜”
と、いってくださり、
ほう、とようけびめのかみ…
なんだか恐れ多いけど、すごい親近感を感じ、
それ以来通える日は毎日ご参拝するようになったのです。
そんな大好きな豊受大神宮への参拝。
参拝できただけでもう満足。
詣でた後、神社の駐車場で一息。
どこからともなく馬のにおいがする。
(私、恐ろしいくらいに鼻がいいんです。
友人などにここは○○のにおいがするねぇ〜と言うと、
え?私にはさっぱり匂いません。といわれることしばしば。
なので、百貨店の化粧品売り場なんて、居れたモンではありません。)
ふらふらと歩いていくと、やっぱり〜
まっ白の神馬と目が合いました。呼んでたのね。
さて、豊受大神宮を後に
ふらふらと街を歩き、月夜見宮へおおきな楠が印象的でした。
昨日きれいなお月様が見れたもんねぇとメグちゃんと話しながら外宮へ戻る路は
昔神様がこの路の石を白馬に代えて夜通った路だとか。
神様の街には路にまでひとつひとつ謂れがあって楽しい。
さて、外宮へのお参りがすんだので目指すは内宮の皇大神宮。
と、その途中に猿田彦神社を発見。
神社好きのメグちゃんと私、はい、もちろん寄りました。
さてさてやっとこさで内宮へ到着。
平日なのに素晴しい参拝者の数。
お天気に恵まれ暑いくらいのこの日、
宇治橋を渡って、五十鈴川御手洗で心身を清める。
この川があったからいろんな場所をめぐられて
天照大神はこの場に鎮座しようと決めたんだろうなぁ
そう思われる穏やかな表情の五十鈴川。
広い広い内宮を人の流れとともに参道を進んでいく。
鳥居を何個もくぐり抜けて
石段を上ると、社殿の中心の御正宮、
天照坐皇大御神、皇室の御祖神で日本国民の総氏神。
お賽銭を静かにいれお祈りをし
ふと顔を上げると、静かな風がふわっとふいて
社殿の前に掛けられていた白い布が宙に浮き御正宮の姿が現れた。
まるで、”よく来ましたね”と、ささやきかけられたような出来事に
私たちの心はほころび、腕時計に目をやるときっかり正午。
太陽が一番高く昇った時間に天照大神を拝めたことに心より感謝。
この素晴しいタイミングに、
天を仰いで木々の間から微笑みかける太陽にもお礼。
時々ガイドさんをつけて巡っているおばちゃんたちに近づき
“このお宮は〜” “この橋は〜”
と、ガイドさんが説明しているのを小耳にいれながらまだまだ廻ります。
そうそう、ガイドさんが言ってた。
和魂(にぎみたま)は、和やかな静かな心。
荒魂(あらみたまは)は、ご主人のことを思うと胸がキュンとするでしょう?その感じです。
聞いていたおばちゃん、“もう、ないわ、そんなの〜”
”では、テレビに出てくる、タレントさん見たらなるでしょう”
”それならあるわ!”
“それ、その感じです!”と。(笑)
まぁ、よく歩いたもので、そろそろお腹もすいてきた。
お昼ごはんに、伊勢うどんをたべ。
おかげ横町を練り歩き
五十鈴川のほとりの赤福本店で一服し。
もう一カ所、今回伊勢まで行くなら内宮外宮に加え行きたかった夫婦岩へ。
とまたその途中に月讀宮を発見。もちろん寄ります。
こちらのお宮もすばらし。
お祀りしてあるのは、
月讀尊荒御霊、月讀尊、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉神尊(いざなみのみこと)。
参拝者もなくしんと静まりかえったお宮は空気が違う。
さて、日が傾きかけた伊勢の街を東に車を走らせて
本日最後の目的地、二見輿玉神社夫婦岩へ。
到着したのは4時過ぎ。
メグちゃんは桃ちゃんにおっぱい上げるというので
ひとり海岸線を歩いてみる。
あった、あった。
ん、しかし有名なこっちより糸島の夫婦岩の方が数段でかい。
(ちと、島国根性出てしまいました。笑)
夫婦岩を拝み、参道を戻っていくと張り紙が。
10/12満月の今日、夫婦岩から5時10分に月が登ると書いてある。
車に戻り、メグちゃんにこのことを告げお願いだからその時間までいたいとお願いする。
せっかくだからそうしましょうと、すんなり了解してくれたものの
けっこうな待ち時間。
5時10分になっても、日がまだ沈みきらずまわりが明るいせいか
月の姿はどこへやら…
待つこと20分近く。
あきらめかけていた海上にぽっかりオレンジの姿で洗われたお月様。
いや、もう感動!
素晴しい伊勢巡りもこれにて終了。
いやいや、朝、昼、夜と全ての場所に素敵な現象が盛り込まれたこの旅。
おかげさまでの気持ちがますます胸いっぱいに広がりました。
はぁ〜、楽しかった!
日曜日, 10月 09, 2011
来週のお知らせいろいろ
来週の私のまわりのいろいろのお知らせです。
まことに、まことに勝手ながら
10/11(火)〜13(木)の三日間
お店をお休みさせていただきます。
こころの洗濯に行ってまいります。
ハハハ!ゆるして〜
帰ってきたらレポートしますんで!ぺこっ
10/16(日)
桜井神社で『あわのうた』奉納ライブです。
開場15:00 開演16:00
参加費 2,000円(中学生以下無料)
演奏者 真砂秀朗 ネイティブフルート
遠藤晶美 ギター、シンセ
吉田ケンゴ パ−カッション
GUN ボーカル(わぁ〜い!われらがGUNチャン!)
私も、16時前にはお店をいったん閉めて駆けつけようかと思ってます。
住吉神社の参道では『第1回 大博多輸入雑貨市』
http://blog.goo.ne.jp/sweetrocketplus/e/274272a89311782c51f342d03ca593f9
が行われ、
同じ日の、ほぼ同じ時間帯に住吉神社でもライブが!
http://www.afro-fukuoka.net/culture/archive/10161-live.html
当店で、たけしこうじや、ソロでライブをしてくれたフタバ君も出演。
くぅ〜、こっちも行きたいなぁ
相変わらず、賑やかな日々が続くのでした…
こんな日々も楽しい思いで過ごすと
素敵な何かに結びついていく気がします。
今日開いた本の中から…
『心の中の思いが 私たちを創っている
私たちは 自分の思いによって造り上げられている
私たちの心が邪悪な思いで満ちているとき
私たちには いつも痛みがつきまとう
雄牛を悩ますに馬車のようにして
もし私たちが清い思いばかりをめぐらしたなら
私たちには喜びばかりがつきまとう
私たち自身の影のようにして』
ふぅ、清い思いをこころがけよう…
金曜日, 10月 07, 2011
温かな飲み物
朝夕が少し肌寒くなってきたこの頃、
お店の飲み物メニューも暖かなものを注文される方が多くなってきました。
秋の昼下がりは、
温かなコーヒーだったり、こっくりとしたココアやチャイ
ハーブティーなんかが似合いますね。
私はやっぱりコーヒーが一番好きです。
当店のコーヒーは別府のTOMONO COFFEEさんから仕入れています。
季節ごとの名前を付けて焙煎されたコーヒーは
”鳥飼の秋”だったり、クリスマスブレンドだったり、バレンタインブレンドだったり。
毎回注文するのが楽しみなのです。
時として、コーヒーに似合うご主人セレクトのJAZZのコンピレーションCDを
注文したコーヒー豆に忍ばせていてくれたり、
バレンタインの時には、チョコレートを忍ばせていてくれたり。
なんとも、ステキなはからいをしてくれて注文したこっちがほろっとすることも。
そんな粋なコーヒー豆屋さんが真心込めて作ってくださった豆を
私も、丁寧にいっぱいずつ豆を挽いてコーヒーを点てています。
秋の昼下がり、
どうぞ、ほっこりしにいらしてください。
木曜日, 10月 06, 2011
どうでもいいこと
昨日の雨に洗われて、窓を抜ける風にも透明感を感じます。
かわいらしい桔梗が女郎花と一緒に売ってあったので
白いジンジャーの花と取り替えて
お店の入り口から見えるところに生けました。
これではちょっと寂しいなと
赤くなったカラスウリが庭にたくさんなっていたのを思い出し
横に後から添えました。
こんなどうでもいいことをここに書いてみたり、
あぁ、見て今日の雲はまるでウロコのようねとか、
風の感じが変わったねとか、
今日のごはんはちょっと固かったねとか、
あさって着ていく服なんにしようか悩んでるのとか、
どうでもいいことをお話しするのは
実はどうでもいいことではなくって
とっても大切なことなんだと思います。
日々のちょこっとした事柄を
口に出してお話ししていないと、
大切なことをお話しする時にも、きっとできなくなってしまう気がします。
日々のちょこっとの幸せを噛みしめたり
嬉しいなって言ってなかったら
大きなしあわせも楽しめないし、やって来はしないような気がします。
自分のまわりの人に小さなことでもジャンジャンお話しするようにしたいですね。
もし、”あら、今日はお話し相手がいないわ”
って、時にはうちにお越し下さい。
お料理の片手間になるかもしれませんが
話し相手になります。
ここ最近のお気に入りの本より〜
ー自分の心をしっかりと管理し
人格の向上に努めている人たちは
”環境は思いから生まれるものである”
ということを熟知しています。ー
人間の心は庭のようなものです。それは知的に耕されることもあれば、野
放しにされることもありますが、そこからは、どちらの場合にも必ず何かが
生えてきます。
もし、あなたが自分の庭に、美しい草花の種を蒔かなかったら、そこには
やがて雑草の種が無数に舞い落ち、雑草のみが生い茂ることになります。
すぐれた園芸家は、庭を耕し、雑草を取り除き、美しい草花の種を蒔き、
それを育み続けます。同様に、私たちも、もしすばらしい人生を生きたいの
なら、自分の心の庭を掘り起こし、そこから不純な誤った思いを一掃し、そ
のあとに清らかな正しい思いを植えつけ、それを育みつづけなくてはなりま
せん。
もし、あなたがその作業をつづけたならば、やがて必ず『自分は自分の心
の園芸主任であり、自分の人生の総責任者である』という事実に気づくこと
になります。自分の人格、環境および運命の形成に、自分の思いがどのよう
な影響を与えているのかを、日を追うごとに、より明確に理解していくこと
になるでしょう。
思いと人格はひとつです。そして、人格は環境を通じて、それ自身を表現
しています。よって、私たちの環境は、私たちの内側の状態とつねに調和し
ています。
人の心が”庭”として表現してあるのがたまりません。
生きている間じゅう、作業は続けなくっちゃなんですよね。
充実した人生を生きるって作業を。
ささやかな喜びを、たくさんの人に伝え、
ささやかな喜びを美しい種として、日々育てていく。
何事にも共通する考えのような気がします。
はて、
どうでもいいようなことを、
思いつくままにつらつら書いてしまいました。
こういうのって秋のせいかなぁ
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