旅をすると、いろんなことが見えてくる。
とっても小さな自分だったり、
自分のいた場所が、どれだけ居心地のいいところだったかがわかったり、
ともに食事をして、会話をする人が隣にいることの喜びだったり、
同じ景色を見て共感することができる人が横にいたり。
そして、そこに自分がいることを喜んでいることを感じられたり。
旅の終わりがけのトランジットのシンガポールで、
現地で働いている日本人の彼女と夕食をともにした。
旅の話になり、どこがよかった?
と訪ねると、
ある部分はゴルフ場があるような、少し開発が進んだ小さな島の
そこから外れた開発が進んでいない小さな村の、そこに住んでいる人たちが忘れられないと。
旅をして、その場所を楽しめるのに左右するのは
そこに住んでいる人から受け入れてもらえるか
そうでないかってのはすごく大きいような気がする。
歴史的になにかトラブルがあったりした場所では
なかなかとけ込むのが難しいだろう。
ただ、旅行する者の心に
『わたしは、わるいものではありません。ほんのしばらくここで楽しませてください。』
と、いう思いがあれば
受け入れ先でも、その心は伝わる。
これは何にだって当てはまる。
どんな仕事をしていたって、
相手の気持ちを思うことによって、
かなりのことがスムーズにいく。
わたしがわたしが!俺が俺が!では
相手がひいていくのは目に見える。
旅先でたくさんのいい思いをした私は、
たとえそれが、ほんの日帰り旅行であろうとも
ちょっとご近所からのお茶タイムであろうとも
迎え入れる側が
相手が心地よく帰っていってもらえるように
自分の店でも、朗らかな心でお迎えしたいなぁと
こころに念じた。
そんな小さな思いが
世界平和につながっていくと
やっぱ、北風と太陽だよなぁ
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