金曜日, 1月 27, 2017
冬のある日の風景
寒い寒い今週です。
お店から南の方向の山に雪が積もってます。
朝の散歩道は、緑色の植物たちがどれもこれも白いベールを被っています。
ここ数日は水たまりもカキンと凍ってて、
そこに近づいて足を乗せるとバリバリっていう音にびっくり。水が飲めないじゃないか!にびっくりのパピコでした。
年末年始のバタバタが少し落ち着き、
いつものリズムが戻ってこようとしています。
午前中に営業を兼ねて、ヒッポー製パン所でコーヒーと温めてもらったベーコンチーズクロワッサン。こんな幸せな気分で始まった朝には楽しいお客様がいらっしゃる。
久しぶりにやってきたパワフルなダンサーの彼女。
昔話から近況報告まで、話が止まらない。
彼女が今ダンスを教えている耳の不自由な男の子の話を聞きながら、
昨夜 聾唖の家族のもとで成長する女の子が主人公のフランス映画「エール」を見たの思いだし、なんだか話が重なる。
ましてや昨年はあまりの忙しさに、レンタルビデオ屋さんの会員更新もできず、1年ぶりくらいに借りてみたDVDがそれだった。
ダンサーの彼女も、その男の子とのつながりの素晴らしさをしみじみ語ってくれる。
カウンターに置いていた「空海劇場」のパンフレットをダンサーの彼女がパラパラしていると、隣に座っていた歯科医師さんが、僕の母型の祖先丹生なのよ。空海が高野山を開くときに丹生神社ってでてくるでしょ?あそこあそこ。
これまたなんと!
ただいま私は司馬遼太郎さんの「空海の風景」を読んでいるところで、昨日読んだところが、その部分。空海が高野山に登ったときにこの辺りの地主神である丹生都比売命がずっと空海がここにやってくるのを待っていて彼にこの地を信託したというくだり。
なんとも、昨日でもなく明日でもなくこのお客様たちがやってくる日は今日という日だったんだなぁ
今日起こることも、明日せねばならないことも
今までやってきたことも、そこで出会う人も
もうすでに何もかも、決まっているのかもしれない。
優しく丁寧に穏やかな気持ちで、その毎日を迎えたい。ですね
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