木曜日, 2月 25, 2021

散歩道で思うこと

 


もうかれこれ20年以上続けている毎朝の散歩。ほぼほぼ毎日同じ道を歩く。同じ道だからこそ日々のちょっとした違いに気がつく。

最近はお日様が徐々に上がる時間が早くなり、登ってくる場所も北にずれてきた。歩く道にはつくしが顔を出し、流れる川にはクレソンがたくさん茂りだした。

散歩道で出会うのは、この街の市長さんと愛犬きな子ちゃんだったり、隣街の自動車整備会社を定年退職したご主人と一緒にウォーキングのご夫婦。ここんちの息子さんは大学生の頃、同級生をたくさん連れてよく遊びにきてくれたよなぁ〜なんて思い出す。あそこの人は神経質だから気をつけてお話ししよう。とか、あそこの奥さんは植物のことに詳しいもんなぁとか、この畑はあっちのおじちゃんとこの。こっちのキャベツ畑はあのおじちゃんが育ててるとか、ここの田んぼは無農薬で育ててるもんね〜とか20年田舎に住んでいると周りの様子がよく見える。

どうでもいいことのようかもしれないが、田舎に住むにはここが実は一番大事だったりする。


雪で、ミミズもモグラも縮こまるような日もあれば、朗らかな陽気につくしも仏の座も笑っている日もある。



田舎の散歩道は、哲学の道。いろんなことを心穏やかに考えさせてくれる道なのです。








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