でた！イノシシ！

ここ二、三日は
早朝からお百姓さんは田んぼにでて田植えです。
十本の手が同時にざっと出てくるような仕組みになっている
あの田植えの機械が
水を張った田んぼのあちこちに巨大な生き物のように
がたがたと大きな音を立てて奮闘しています。

お店の前の何反もあるこの田んぼに
いつもはそんなに人影はないのですが、
この時期だけは一家をあげての一大イベントといった感じで
お母さんも子供も畦にでて機械を動かすお父さんを見守っていたり
機械で植えられない端っこの部分を手で植えてたり。

そんな賑やかな田んぼ道をパウダーといっしょにお散歩。
この水が張ってある田んぼのおかげで夏が涼しいんだよねぇ〜
何ぞと話しながら。

散歩の後半、
いきなりパウダーが今歩いてきた方向を見てけたたましく吠えまくる。

”へ？”

私たちからちょうど５０mはなれて平行にできているあぜ道を
何者かが猛スピードで走っている。

”あ〜、また近所のコテツ（イヌ）がリード外してもらって走ってるんだわ。”

リードを引っ張りそっちのほうへ猛烈に向かおうとするパウダー。
私たちと進行方向はいっしょ。

”え？イノシシやん！”

それも、ものすごくどでかいヤツ。

“ダメ！パウダー！絶対に勝てんって！”

パウダーの鳴き声に気がついて、走っていた足を止めむこうがこっちを見ている。

“ヤバいよ！こわいよ！”


猛烈ダッシュで逃げました。
猪突猛進されたらたまりません。
あんなもんに突撃されたらひとたまりもありません。

ものすごくビビったので、
あえて隣のおばちゃんちに逃げ込み
イノシシが走っていたことを報告。

しかしこんなにいつもより人気の多い田んぼに
マッ昼間からイノシシが猛烈ダッシュするなんて。
過去初めての経験でした。
怖かったぁ〜