台風が過ぎると、朝夕の気温がすとんと落ち涼しいを通り越して肌寒いくらい。
散らかった庭を掃除していると近所の農家の友人から連絡が入る。北や東の方から友人たちがやって来るよと。
ずいぶん前に糸島に住んでいた友人たちが、訳あって急遽 集まることになった。 出会った頃には小さかった彼らの子供たちもずいぶん大きくなり時の流れを感じる。
「あの、お前んとこのお母さんのあの鶏のスープの味が忘れられなくってさ〜」 と、懐かしそうに語る旧友。
友人宅で囲んだテーブルの上の鍋の蓋を開けると優しい透明のスープが顔を覗かせる。これは、仲良しの友人だからこそできる技。
一連の流れは、まるで5年前に放送されたドラマ「いとの森の家」を彷彿させ、みんなの笑顔の中には、今までの楽しかったこと、これからの未来に託する話で喜びに満ち溢れている。
普段住む場所が違っていても、それぞれの職業が違っていても何かで繋がっていて楽しい会話ができる。これが幸せってことだな、としみじみ感じた再会の夜だった。
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