朝夕毎日パピコとお散歩。 大好きなワンコとの楽しい時間でもあり自分の体のことも思って20年以上続けている。
夏の暑い日には、なるべく太陽と顔を突き合わせたくないので日が昇る前と日が沈んだ頃。そうしないとだらだらに汗をかいて洗濯物が増えてしまう。冬は冬で、日が昇ってこないとまだ夜ですか?と疑いたくなるし、温度が格段に違うので日が昇るのを目掛けて歩き出す。
散歩道は畦道。農家さんの車しか走らない道までたどり着くとリードを外して走り回らせてやることにしている。外すときには「パピちゃん戻っておいで!って言ったら戻ってくるんだよ。」と念を押してから外す。何にも約束がないのに戻ってくるのは犬の方も難しいだろうから、、、
ある日のこと、いつものように畦道でリードを外してやる。いつもは私の周りを前後に行ったりきたりしてわ〜い!わ〜い!という感じなのだが、今日は違った。プツっと糸の切れたタコが天に吸い込まれるかのように彼方へと突進していく。
はて、何か見つけたか?と、パピコが走って行った先へ歩を進める。歩を進めるごとに芳しい香りが鼻を突く。しまった。
パピコは揚げたてのコロッケがそこら中に散りばめているかのような喜びようで、ホクホク感を味わいつつむしゃむしゃしている。挙げ句の果てにはそのコロッケもどきが愛し過ぎて顔にも背中にもすりすり。あ〜たまらない!大好き!大好きよ〜!と体じゅうで表現しまくっている。
パピコが興奮してたまらないコロッケもどきは、畑に巻かれたばかりの牛糞。いやその芳香たるや、、、
これらの肥やしは畑に撒かれると2、3日後には耕されて土となり匂いも収まる。が、このまきたての時は現物がそのまんま放置されてるのです。ま、後の祭りですわな。
毎晩パピコは、私の布団に入ってくる。あ〜この状態のやつが入ってこられたらたまったもんじゃないと、肌寒くなってきた夕暮れ時に風呂場へ連れて行きもりもりと洗ってやる。
なんであんなに楽しかったのに、戻ってきたら叱られ、洗われている時も悲しそうな顔をするパピコ。そうだよな、本能のままに楽しかったんだよな。
さっぱりしたパピコをタオルで拭き拭きしてあげながら、「ペットは飼い主にそっくり」という言葉が頭に浮かぶ。
0 件のコメント:
コメントを投稿