日曜日, 4月 04, 2010
万吉親分
昨日とっても素敵な方が来店してくださいました。
私はその方のお名前を勝手に万吉親分と呼んでます。(心の中でね)
といっても、ある物語の中では万吉親分として登場している人なのです。
万吉親分と一緒に来た友人が、
うちのお店においている大東流のチラシを座っていたテーブルに持って来ると
すらすらと万吉親分から古武術の話しが…
武田惣角の話しに始り
”鬼の瓦”という本を読むといいよ、と
“私、その本しか呼んだことが無いんです”
そうこたえると、
万吉親分うれしそうに話しが高じだし、歴史の話しになっていく。
そんなにたくさんの本を読んだ訳ではないけれど、
”幕末では吉田松陰がとっても好きなんです。”と、私が言うと
“あの人は、実は勝海舟なんかよりももっとすごい人だったんだよ”
と、うんうんと頷いてくださりながら
自分が司馬遼太郎さんと呑んだ時の話しをしてくださった。
司馬さんは、ものすごくわかりやすく歴史の話しを
まるで見ていたかのようにしてくださるらしく
自分が歴史上疑問に思ったことは、その場にい行って同じ季節、同じ時間にどんな状況か調べるらしい。
そのことを難しい言葉を使わずに、
相手がわかるように丁寧にまるで話を聞いている各々が映画を見ているかのように感じるように話してくださるらしい。
そこで、言ってみた。
“本当に賢い人って言うのは例えば7才の子供にでも理解できるように話すものですよね。”
と、すると万吉親分
“そう、そのとおり”
(やっぱり〜、ずば抜けて賢い人ほど品性なやさしい話し方をするんだ!)
時々、自分さえ、自分たちの仲間さえわかればいいというような
合い言葉のような、
外来語の省略語だったり、
和製英語の、省略業界用語
あんまり使わない故事成語や四文字熟語なんかを使う人がいるけど、
全くの島国根性丸出し、まぁ、品がないって言うか、”かっぺ”ですわな
話を伝えたい相手に理解してもらえてないという時点で、なんとも幼いと思う。
それともうひとつ
相手の話しが分かったようなフリして
解らないことをそのまんまにして話を聞いているのもまた情けない。
特に仕事上では、わからないことを解らない
自分ができそうにもないことを安請け合いせずに
できそうにないことはきちんとできませんと言えるのが、仕事ができる人の第一歩だと思う。
後から、あれ解らなかった〜とか、
頑張ったけどできませんでしたぁ〜
なんて言うのは一番仕事の効率が悪いというか、仕事ができない人の台詞だと思う。
てなことを、万吉親分が
司馬さんの話しは、難しい言い方をせずに本当に解りやすいんだよ〜
と言ってらっしゃる間に思った。
この方、うちにいらっしゃるお客様の中でもぴか一に素敵な殿方で
この方が過ごしてこられた人生の楽しかった思い出話を
こんな片田舎のお店で聞けて
なんともなんとも嬉しかった訳です。
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